腐ぁんたじー
「ヒップ、A感覚、少年愛は足穂のエロス的世界の三位一体というべきもので、・・・究極的にはすべてがA感覚の一元論に吸収されて、あとには宇宙的虚無的ノスタルジアともいうべきものが、そこはかとなく漂う。」
稲垣足穂「少年愛の美学」を半分ほど読み進めたところで・・・
・・・パタン。
そっと閉じました。
私には、まだ早かったようです。
目の前に聖書のようなものがあるのに、書かれてる言語がわからないよ・・・!
そんな感じです。泣
既に付箋だらけなのですが、中盤からは二割くらいしか意味がわからないし(その二割だけでも私にはすごい発見なのですが)、なんかこのままでは意味がない気がして。
文化レベルと、美男子的教養と、エロが私には全然足りないっっっ!!泣
聖書は一旦しまって、出直す事にしました。
ええと、もっとライトに始めよう。
方向性を間違えているかな?
まあいっか!
腐女子編集者×腐女子社会学者×AV監督(男)による、(時に女王様やリアルゲイさんを交えての)男体についての対談でした。
とてもクレイジーな腐女子お二人の存在感のおかげでだいぶBL感が強いですが、男の人も読んでみたらいいと思います。
(私は美男子趣味からBLも嗜みますが、腐女子ではありません(と思います)。永遠の腐女子予備軍です!)
私、BLのエロ表現がとても現実離れしてることが前から疑問でした。人体として「あり得ないだろ!」とツッコミたくなることがとても多いのですよ。
そもそもBLは女子による女子の為のファンタジーなので、それで構わないのですが・・・。
足穂先生的に言うなら「AがとてもVっぽい」って感じです。
(ところで足穂先生用語の「A(おしり)」「V(女の穴)」「P(棒)」って全然エロくなくエロを語れるとっても便利な言葉なのでちゃっかり真似します!)
キャラが男でも読むのは女なのだから、女の体が共感できるように自然とそういう表現になっているのだと思っていました。
ところが、あれはAではなく「やおい穴」という架空の穴
というのが腐女子界での共通認識なのだそうです。
なんだよそれはΣ(゜∀゜ノ)ノ 恐るべし腐女子界
そもそも「やおい穴」の存在に肯定派/否定派にはじまり、人によって捉え方に違いがあって、つまりは腐女子の間でも、このBLにおけるエロ表現のファンタジーさ、これが一体何なのかまとまっていないようなんですよね。
これってあえて読者である女子に歩み寄っているというよりは、
ただ単に男体についてよくわかっていない思春期女子達によって描かれ、読まれてきたBLが独自に進化し(こじれ?)ただけなんじゃ・・・?
えっそういうこと?(´;ω;`)
そういうことなのか・・・
いやそれが全てではないとは思いますが。
女子が求めるBLって、本当にファンタジーでいいんだな。と改めて思いました。
そこが、男脳と女脳の大きな違いですよね。
女子はそのファンタジー世界に一体何を求めているんでしょう?
それから女子って全員に腐女子の素質があると思うんですが、その本能って一体何なんでしょうかね?
謎です。